ポータブル電源の「1Wh単価」ランキング|容量あたりの価格で比べると順位はこうなる
「容量が大きいほど高いのは分かる。でも、自分が買おうとしている1台が割高かどうかは、どう見ればいいの?」
こういった疑問に、割り算で答えます。
ポータブル電源の価格を、容量で割ってみてください。
「1Whあたり何円か」が分かると、割高・割安の物差しができます。
この記事では、主要6機種で実際に割って、ランキングにしました。
本記事でわかること
- 主要6機種の1Wh単価と、その順位
- 単価が安い機種=お得、とは言い切れない理由
- セール時に順位がどう入れ替わるか
当サイトは実機を持たず、メーカー公表値と公的資料をもとに計算しています。
載せている数字は公表値からの計算で、実測ではありません。
この記事の結論|1Wh単価が最も安いのは2000Wh帯
- 6機種の中で最も安いのは Jackery ポータブル電源 2000 New V2 で、約98円/Wh(199,800円 ÷ 2,048Wh)
- 次点は Jackery ポータブル電源 1000 New の約112円/Wh。Anker Solix C2000 Gen 2(約112円/Wh)とほぼ並びます
- 高い側は EcoFlow DELTA 3 Plus(約146円/Wh)と Jackery ポータブル電源 500 New(約136円/Wh)
- ただし DELTA 3 Plus は、充電の速さ(満充電56分)と切替10ms未満が売りです。単価に表れない価値があります
つまり構図はシンプルです。
「容量を安く買う」なら大容量機種が有利。
「速さや切替が欲しい」なら、単価は上がります。
計算方法|価格 ÷ 容量の1ステップだけ
計算は1ステップです。
1Wh単価 = 公式ストア価格(税込)÷ バッテリー容量(Wh)
価格は2026年10月24日時点の、各メーカー公式ストア価格です。
容量はメーカー公表値を使っています。
セールや価格改定で単価は変わります。
このページは、価格を確認するたびに数字を差し替えます。
ランキング|1位は約98円、最下位は約146円
まずグラフで全体像です。

詳細は表で確認してください。
| 順位 | 機種 | 容量 | 価格(税込) | 1Wh単価 | こんな人向け | 主な弱点・注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Jackery ポータブル電源 2000 New V2 | 2,048Wh | 199,800円 | 約98円 | 容量を安く多く確保したい人 | 18.6kgと持ち運びには重い |
| 2 | Jackery ポータブル電源 1000 New | 1,070Wh | 119,800円 | 約112円 | 価格と容量のバランスで選ぶ標準の1台 | 切替は20ms未満で、10ms未満の機種よりは遅い |
| 3 | Anker Solix C2000 Gen 2 | 2,048Wh | 229,900円 | 約112円 | 長期保管と寿命(サイクル維持率)を重視する人 | 単ポート最大1,500Wの制約あり。価格も高め |
| 4 | EcoFlow DELTA 3 Max Plus | 2,048Wh | 262,570円 | 約128円 | 定格出力3,000Wで大物家電まで使いたい人 | 22.1kgと最重量級で、価格も最高額帯 |
| 5 | Jackery ポータブル電源 500 New | 512Wh | 69,800円 | 約136円 | 最小構成。電気毛布と照明・スマホ充電だけ確保したい人 | 定格500Wのため、こたつ(最大600W)など大きめの家電は対象外 |
| 6 | EcoFlow DELTA 3 Plus | 1,024Wh | 149,600円 | 約146円 | 充電の速さ(満充電56分)と切替10ms未満を重視する人 | 1,000Wh帯の中では価格が高め |
価格は2026年10月時点・公式ストア調べ(税込)です。
読み方のポイントは2つあります。
1つ目。大容量ほど、単価は下がる傾向です。
2,048Wh帯の3機種が、上位を占めました。
筐体やインバーターなど「容量に比例しないコスト」が、容量で割ると薄まるためと考えられます。
2つ目。同じ容量でも、単価は3割違います。
2,048Wh同士でも、約98円(2000 New V2)と約128円(DELTA 3 Max Plus)。
開きは約3割です。

この差額は、定格出力(2,200Wと3,000W)などの性能側に払っている分です。
「何時間使えるか」の逆算は、ハブ記事にまとめています。ポータブル電源は何時間使える?500Wh・1000Wh・2000Wh別に家電の使用時間を逆算
単価に表れないもの|安さだけで選ばないために
1Wh単価は「容量の値段」でしかありません。
次の要素は単価に入っていません。
用途によっては、単価の順位より優先します。
- 定格出力(W): 使える家電の範囲が決まります。判定方法は定格出力の早見表の記事で扱っています その電子レンジ、本当に使える?ポータブル電源の「定格出力」の確認方法
- 充電時間: DELTA 3 Plus の満充電56分のような速さは、単価には出ません
- 切替時間(ms): PCやNASを止めたくない場合は、切替の公表値を見ます 正弦波・UPS・EPSって何?ポータブル電源の出力の見方と、使えない家電の判定
- 重量: 2,048Wh帯は18.6〜22.1kgです。置き場所と持ち運びの現実は、マンション向けの記事で確認できます マンションでポータブル電源を使う前に|置き場所・重量・運転音の確認リスト
- 寿命の公表値: サイクル回数と容量維持率の組み合わせで、到達時の容量が変わります ポータブル電源の寿命は何年?サイクル回数と容量の減り方から逆算する
セール時は、順位が入れ替わる
このランキングは通常価格ベースです。
メーカーのセールでは、大容量機種ほど値引き額が大きくなる傾向があります。
そのため、単価の順位が入れ替わることがあります。
購入を検討するタイミングでは、公式ストアの現在の価格で割り直してください。
価格 ÷ 容量を、電卓で計算するだけです。
当サイトでも、価格の確認に合わせてこのページの数字を差し替えます。
よくある質問
Q. 1Wh単価が一番安い機種が、一番お得ですか?
A. 容量あたりの価格では一番安い、という意味です。
定格出力や充電速度、重量は単価に入っていません。
用途に合わない機種を単価だけで選ぶと、「安く買ったのに、使いたい家電が動かない」ことがあります。
この記事の「単価に表れないもの」とあわせて判断してください。
Q. なぜ小さい機種ほど単価が高いのですか?
A. 筐体、インバーター、表示パネルなど、容量に比例しない部品のコストがあるためと考えられます。
容量が小さい機種では、その固定分を少ないWhで割ることになります。
だから単価が上がります。
Q. 価格はいつの時点のものですか?
A. 2026年10月24日時点の各メーカー公式ストア価格(税込)です。
当サイトで価格を確認するたびに、このページの数字と確認日を更新します。
まとめ
- 主要6機種の1Wh単価は、約98円(Jackery 2000 New V2)〜約146円(EcoFlow DELTA 3 Plus)の範囲でした
- 傾向は「大容量ほど単価が下がる」。ただし差額は性能に払っている分で、単価の順位=機種の優劣ではありません
- 順序は「まず用途から必要な容量と出力を決め、その範囲の中で単価を比べる」です
出典
- 各機種の価格・容量: Jackery Japan 公式製品ページ、EcoFlow公式ストア、Anker Japan 公式製品ページ(2026年10月24日確認)
- 1Wh単価は上記の価格と容量から当サイトで計算
※価格は変動します。購入時は公式ストアで最新の価格を確認してください。